ドル円は114円前後。
日経平均は前場に下げ幅が200円を超えることがあったが、その後切り返し先週末終値と変わらない値まで戻した。東証1部の騰落率は値上がり887銘柄に対して、値下がりが1142銘柄、変わらずが83銘柄だった。
値下がりした東証1部銘柄はさして多くないはずなのに、俺の監視している銘柄は8割以上が値下がりしている。底辺人生マンのフィルターを通した銘柄群、言ってみれば「逆スクリーニング」された銘柄群だな。もちろんこの「逆スクリーニング」は俺の保有銘柄にも適用される。このブログの読者は幸運だな。俺の保有する銘柄を売ればすぐに億万長者だ。俺に感謝しろよ。
今日は派遣社員の仕事のやりがいについて書く。
俺は2013年に、1社も内定を取れないまま大学を卒業した。マジでゼロ。永遠の0。
金を稼ぐためにとりあえずアルバイトを始めたのだが、ここから俺の非正規人生は始まってしまった。
大学卒業後、様々な職についたが、その中の一つに食品工場での派遣社員があった。
派遣された食品工場はかなり大規模なもので、数百人以上がそこで働いていたと思う。
「思う」って書いたのは、正確な人数は知らないからだ。派遣社員には関係のないことだからな。
その食品工場では夜勤者として1年半以上働いた。
食品工場にはいくつもの工程があり、俺は複数の工程を担当した。
複数の工程を担当したって偉そうに書いているが、ほぼ全ての派遣社員は複数の工程を担当していた。それぐらい仕事が簡単だったっていう話だ。
その工場では派遣イジメなんてなく、正社員も派遣社員も互いに気を使いながら働いていた。労働者の9割以上が派遣社員、契約社員、アルバイトで構成されていたから、正社員は強く出れなかったんだろうな。知らんけど。
その契約社員の中の一人、渡辺さん(仮名)に俺はよく面倒を見てもらっていた。
渡辺さんは派遣社員をまとめるリーダーであり、その工場で十数年働いていた。
ある日の休憩中、座っていた俺に渡辺さんは近づいてきてこう言った。
「底辺人生マン君、俺たちの作った製品が全国のスーパーに並ぶなんてすごいよね。俺たちの作った製品をスーパーで見かけると、この仕事にやりがい感じちゃうよね。」
俺は「ホントっスね!お店で製品見かけるたびに、やりがいを感じます!」なんて答えた。
反射的に答えたが、俺はこの仕事にやりがいを持っていなかった。っていうか多分、あの工場で働いている非正規労働者の9割は持っていなかっただろう。目の前であんな風に言われて、「やりがい無いっス!」なんて言える?言えないっしょ?
俺は悲しかったね。やりがいのない仕事をしている自分にじゃないぞ。
あんなに仕事にやりがいを感じて、一生懸命働いている渡辺さんが、十数年以上契約社員のままだっていう事実にだぞ。その工場では正社員登用をしていたのだが、何故か契約社員からは登用しないことになっていた。あんなに長く働いてるんだから、正社員にしたれよ。渡辺さん、週5で1日8時間労働、毎日の残業の上に休日出勤もしてたで。
悲しいね。日本の闇をみてしまったようだ。
まあ、俺は他人の心配なんかするより自分の心配した方がいいな。
俺は人を心配する側じゃなくて、人に心配される側だからな。
はあ...だれか正社員の仕事をくれよ。
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