本日2018年11月14日の日経平均終値は21,846.48円、前日比+35.96円。
ドル円は113.9円前後。
前場の日経平均は一時200円高になる場面もあったが、伸び悩んで結局大引けでは小幅のプラス引けだった。
2016年頃に、日本の米国投資家の間で話題になったロナルド・リードという人物がいる。
2014年の6月に92歳で亡くなった彼は、800万ドル、日本円にして9億円もの財産を残した。
彼の財産は株式によって築かれ、彼の死後その財産は寄付された。
ふと、「彼の財産は全部使われたのだろうか。株式として運用してれば配当を得続けることも出来たんじゃないか。」と思ったので、寄付されたその後の事も調べてみた。
その前にロナルド・リード氏の事を簡単に紹介してみよう。
バーモント州のダマーストン生まれの彼は、第二次世界大戦時に憲兵として従軍し、大戦後の1945年に名誉除隊する。その後、彼の兄弟の運営するガソリンスタンドの店員になり、そこで25年働く。ガソリンスタンドを退職後は地元のJ.Cペニーという百貨店で76歳まで働き続ける。
彼のライフスタイルは質素で、無駄なお金を使うようなことはしなかった。中古のトヨタ・ヴィッツに乗り、古くなったコートは安全ピンで留める。ある時、彼がコーヒーショップで朝食を食べていると、知らない間に誰かが彼の朝食の代金を支払ってくれた。彼が代金を支払えないように見えたからであった。それくらい彼はみすぼらしく見えたのだろう。
彼が巨額の財産を保有しているなんて誰も想像していなかっただろうが、彼の死後、彼には800万ドルもの財産があることが分かった。株式に投資する事で、彼は巨額の財産を築いたのだった。そのうち120万ドルは地元の図書館に、480万ドルは地元の病院に寄付された。
ここまでは多くの日本のブロガーが翻訳して紹介してくれたので知っている人も多いと思う。
そこでこう思った。
「彼の財産は全部一度に使われたのだろうか。株式として運用してれば配当を得続けることも出来たんじゃないか。」
調べてみると、病院は寄付されたお金をインフラの改善と現代化に使うつもりだと記事には書いてあり、特に株式に投資したとは書いてなかった。
一方で図書館は、記事からは金額はわからないのだが寄付されたお金の大部分を投資し、今後配当金を受け取るつもりだと書いてあった。
寄付された彼のお金の一部は投資され、今後も配当を生み続けるだろう。
彼の財産は、今後も地元の人達に利益をもたらし続けるのだ。
彼の意志が受け継がれたような気がして、関係のない自分も少し嬉しくなってしまった。
※英文翻訳に間違いがあれば教えてください。
↓参考にしたロナルド・リード氏の英文記事
CNBCの記事
A janitor secretly amassed an $8 million fortune and left most of it to his library and hospital
AJCの記事
Who was Ronald Read, the janitor who amassed an $8 million fortune - and gave it all away?
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